通常「抜歯を宣告される」場合でも
「抜歯せずに」治療できるケースがあります。
- ひどい「虫歯」
- 過度に進行した「歯周病」
- 歯の「根」の病気
まだ、諦めないでください。
埼玉県桶川市泉1-7-22 |
まだ、諦めないでください。
歯の病気が一定のレベルまで進行してしまうと、最終的には「抜歯」になります。
しかし、1つの医院で抜歯と言われた場合であっても、他の医院では抜歯せずに処置できるケースがあります。
なぜドクターによって、判断が異なるの??
このように思われるかもしれません。
それは、人の考え方がそれぞれ異なるように、ドクターの判断もそれぞれ異なるためです。早期に抜歯しインプラントや入れ歯をした方が良いと考えるドクターや、患者さんが望むのであれば抜歯しない方向でまずは検討するなど。
当院は、後者になります。
もちろんプロとしての判断を患者さんにお伝えしますが、歯は患者さんのものですので、最終判断は患者さんにお任せしています。
また、すべてのケースで抜歯せずに治療ができるわけではありません。この点、事前にご理解いただけたらと思います。
抜歯を回避する治療は、次のようなケースが該当します。
「ひどい虫歯」の場合
→エクストリュージョン法を行います。
過度に進行した「歯周病」の場合
→歯周組織再生療法を行います。
「歯の根」の病気(根尖病巣等)
→歯根端切除術を行います。
それぞれご紹介します。
虫歯が原因で、次の画像のようになっている場合、通常は抜歯になりますが、矯正治療の1つにエクストリュージョン法を活用することで抜歯を回避できることがあります。
簡単にお伝えすると、歯の根を上に引き上げ、それを被せ物の土台にすることで治療を行う方法です。
歯周病は「顎の骨を溶かす病気」です。
歯は顎の骨に支えられていますので、顎が溶けてしまうと、徐々に歯がグラグラし、最終的には抜けてしまいます。
このような状態であっても「歯周組織再生療法」を行うことで歯を残せることがあります。エムドゲインという薬剤を利用するのですが、溶けた顎の骨に塗布することで、骨を再生させる治療法になります。
歯の神経が細菌に侵されると、歯の根の先端に「膿」がたまることがあります。この状態は、通常の根管治療では処置ができないため、外科的な処置を行う必要があります。それが「歯根端切除術」と言います。外科的に根尖(根の先っぽ)を切断すると同時に膿の袋を摘出する処置を行います。