不良補綴物🦷
2020年12月3日
「不良補綴物」とは、歯の形に合っていなかったり、年月が経ち劣化してしまい口腔内に悪影響を及ぼす詰め物や被せ物のことです。
〜補綴物がぐらつく・外れる原因〜
治療が完了し、詰め物や被せ物といった補綴物で補修しても、年数が経って補綴物がぐらついたり、外れることがあります。
🦷原因としては次のような点が考えられます。
・経年により補綴物と歯をつなぐ接着成分の力が弱まった
・歯ぎしりや頬杖といったクセで、強い力がかかりつづけた
・歯茎がやせるなど治療時とは口内環境が変わり、補綴物と歯の接着部分にすき間や
段差ができた
・補綴物で補修している歯や、その左右の歯が虫歯となって欠けた
また、そもそも補綴物が最初から合っていないケースもまれにあります。
被せ物や詰め物が劣化すると、歯や歯茎と被せ物や詰め物の間に隙間ができて、そこから再度虫歯になる可能性が高くなります。
今このような初期症状がなくても、不良補綴物が入っていると将来的に問題が起こる可能性が高いのです😵💧
〜口臭〜
口臭は、初期のむし歯や歯周病で発生することは少なく、過去に受けた治療が原因で歯周病が悪化した際など、強い臭いとして現れます。
クラウン(被せ物)と歯に隙き間があると、バイオフィルム(細菌のかたまり)の絶好の繁殖場所となってしまいます😈⚡️
下の写真の方はクラウンと歯に隙間ができてしまっています。
クラウンを外してみると、歯と歯ぐきの境目にむし歯が存在し、一部は歯肉の中にまで
むし歯が進行していました。
あと数年遅ければ抜歯も考えられた状態です⚡️
被せ物を外し治療を行い、クラウンと歯の隙き間はなくなり審美的にも改善されました😁✨
不良補綴物は、口臭を誘発するだけでなく、気づかず放置すると抜歯に至るケースもあります😣💦
神経を抜いていた場合は虫歯の痛みが出ないため、虫歯になっても自分で気付く事は難しいです。
隙間が出来ていたり、何年も前に治療を受けたところがある場合は症状が出ていなくても一度診察にいらして下さい😌🍀
歯の治療も早期発見が大事です!
大切な歯を守るためにも定期的なメンテナンスをおすすめします✨